バセドウ病の漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
バセドウ病で病院からは薬を飲まないとダメと言われているが、漢方薬で何とかしていきたいと来店されました。
0歳8か月の赤ちゃんに母乳をあげており、バセドウ病の薬を飲むと母乳をあげられなくなるため、何とかしたいといわれております。
胃腸も弱くすぐに胃が痛くなるそうです。
風邪もひきやすく、体が疲れやすいそうです。
また、慢性の微熱も続いており、体もほてりやすくなるそうです。
喉が腫れて、痰が絡むそうです。
血便も出たことがあるそうです。
病院の検査
TSH 0.003未満(0.3~5.0)L
FT3 4.97(1.7~3.7)H
FT4 1.59(0.7~1.6)
TRAb 6.4(0~1.9)H
TgAb 4000以上(39.9以下)H
TPOAb 16.2(27.9未満)
以上の状態の為、甲状腺機能亢進症と診断されております。
36歳女性
中国医学的に『気虚発熱』、『陰虚痰熱』の状態と考えられます。その為、体力や免疫力を補う漢方、体のほてり、痰熱を改善していく漢方をお渡しいました。
20日ほどして、体の疲れも少しずつマシになり、微熱がとれてきているという報告を受けました。眩暈や胃の痛みも良くなってきているそうです。
さらに40日後に再度検査をされた結果、数値が少しずつ良くなってきているという報告を受けました。
検査結果
検査項目 一か月前 一か月後
TSH 0.003未満 0.003(0.3~5.0)L
FT3 4.97 4.39(1.7~3.7)H
FT4 1.59 1.29(0.7~1.6)
TRAb 6.4 3.7(0~1.9)H
TgAb 4000以上 4000以上(3.9)H
TPOAb 16.2 16.0以下(27.9未満)
毎月、血液検査に行かれるそうですが、漢方薬を飲んで値が良くなって来られて喜ばれております。
赤ちゃんにも問題なく母乳をあげられているようです。
また、体調も良くなり元気になられております。
引き続き継続していただいております。
中国医学の考え方は体力や免疫力が低下してきますと、ふらつき、眩暈、慢性の微熱、倦怠感などが出やすくなります。
この場合は、体力や血液を補っていく物が必要になります。
基本的に甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症の場合は病院で検査を受けて医師の指示を受けることが大切です。
今回のK様の場合は赤ちゃんに授乳させていきたいということで、病院の薬ではなく、漢方薬でお渡しさせていただいております
ただ、甲状腺機能亢進症や低下症でも、一人ひとりの体質に合った漢方薬をお渡しすることはできると思います
また、甲状腺機能行進症にも色々自覚症状が違ってきますので必要な薬草も、一人ひとり体質に合ったものを紹介させていただいております。
いろいろ試してうまくいかない方は是非、ご相談くださいね。
TEL:078-934-8499
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